金田アツ子|バラになれなかったリンドウ | KIRI to RIBBON

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金田アツ子|バラになれなかったリンドウ

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金田アツ子 & Belle des Poupee 二人展《エミリー・ディキンソンの温室》出品作品。
新訳付作品集『Emily’s Herbarium』掲載作品。
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
「主よ、私も花咲くでしょうか?」

嘲笑やつめたい霜で傷ついたすべての
乙女よ、
ひとすじの心で咲く花となる日が
来ますように。

……Atsuko Kaneda
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
《520》
エミリー・ディキンソン|詩
維月 楓|訳

神さまは小さなリンドウを創った――
彼女は――バラになろうとした――
だけど失敗――夏はみんな大笑い――
でも雪のすこし前に

紫色の芽吹きが姿を現し――
丘じゅうをうっとりさせた――
夏は彼女の額を隠して――
ひやかしは――静まった――

霜こそリンドウが必要としたもの――
至純な紫色はやってこない
北風が――祈りを捧げなければ――
主よ――わたしは――花開くでしょうか?
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

「至純な紫色」に祈りを捧げたエミリーの詩《520番》を題材にした、本展最後にご紹介する油彩作品です。

アツ子さまの祈りが込められた、広がるリンドウ色も気高い一作です。

花を通して聞く囁きは、自身のこころの声であり、また書物を通して知る詩人たちや同時代に生きる異国の見知らぬ女性たちの声でもあります。
 
花を慈しむアツ子さまの画業を通して感じるのは、自身の孤独に向き合い、その場所に種を蒔き、日々水をやり、花を育てていくことの大切さ。そこに花を咲かせることは決して簡単ではなく、時にうつむくこともあるかもしれない。

しかし、そのサンクチュアリから生まれた花々は自身を支える養分となり、ひとりで一歩を踏み出す勇気になり、その「誰でもない」ちいさな一歩は、いつかどこかのだれかの一歩へと繋がってゆく——

こうして、時と場所を超えてエミリーと出会えたことも、決して偶然ではない。エミリーが生涯自身に対して誠実に歩み続けたことが、温室に行き交う女性たちの一歩へと繋がっている——

「誰でもない」ちいさな歩み、日々の営みへのアツ子さまからの讃歌が会期中ずっと、私たちひとりひとりの背中をやさしく押してくれるように、菫色の温室の中に反響し続けていました。


★作品情報
作品名|バラになれなかったリンドウ
油彩・シナベニヤ
作品サイズ|19.8cm×13.5cm
額込みサイズ|26cm×19.5cm×2.5cm
制作年|2020年(常設作品)

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