Sotaro Oka|甘いお庭
¥55,000 税込
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霧とリボン企画モーヴ街開通6周年記念
《菫色の実験室vol.11〜菫色×庭園》出品作品
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詩・文|Sotaro Oka
ひみつは いびつ
記憶細工のアメシスト
5時の鐘が聴こえたら
ときどき 私は帰るの
銀色の雨をまぶした夕方に
ぺろりと舌を出して
私が私だけだった頃
道草のいたる所にあった
あの半開きの扉を通って
・
いつか妹がフランス旅行から持ち帰ったすみれの花の砂糖づけ。あの日私はそれまで詩でしか知らなかった、たべたことのなかったそれを、ひとつこっそりと内緒で口に含みました。
薔薇は赤く
菫は青く
砂糖は甘い
そしてあなたも
マザーグースのあのうたが聴こえたら、秘密の缶かんの蓋が半分開いて、ちいさなちいさな庭園を見つけました。
私は私の中にときどき少女が現れるような気がします。しかし、その度に私はやはり菫色のあの凜とした少女たちにはなれないことを突きつけられます。
そう、薔薇の欠片の陰からじっと覗いているだけの気弱な少年のままなのです。
★作品情報
水彩・アルシュ紙
作品サイズ|30.6cm×21.2cm
額込みサイズ|42.5cm×33.9cm
制作年|2026年(新作)
★4枚目画像は本展全出品作。お届けする作品は《甘いお庭》のみとなります。
★プロフィール
Sotaro Oka|画家
2017年より独学にて絵画制作を開始。自身の根底にある儚さへの畏怖と美意識、その後に残るメランコリーや情念を主に、現世と異界の通り道をふらふらと行き交うようなちいさな物語の断片を描いています。
個展 『波打ち際のあしあと』『私は私』(アスタルテ書房 2022、2024)、『日々の泡』(gallery hydrangea 2023)。国内外のグループ展多数出展。
*画像の色味はできる限り現物に近づけておりますが、ご覧頂く環境により見えは変化します。ご了承願います。
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