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横井まい子|庭師たち

¥78,000 税込

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霧とリボン企画モーヴ街開通6周年記念
《菫色の実験室vol.11〜菫色×庭園》出品作品
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

実のなる木には入れ替わりたちかわり、賑やかな鳥たちがやってきます。
木の根本からは、他にも何種類か植物が生えてきています。
それらもまた実のなるもの。
鳥たちが庭師でした。
そんな彼らの庭で手入れをしたり遊んだり。

……横井まい子

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文|中川春香

都市の岩間・アスファルトの隙間に咲く菫。蟻が運ぶ種は、思いがけない場所に芽吹きます。
庭にもいつの間にか覚えのない草花が生えていたら、それは鳥の仕事です。

水彩の透明な空気が画面に満ちる、横井まい子さんの「庭師たち」。
木陰の隠れ家を空から垣間見るような縦長の構図。少女と鳥が交わす視線と三つ編みが描く曲線が絵の中で循環し、草花の香りを含んだ風が揺蕩っているようです。菫色に滲み溶け合う、草木と少女と大地。黄色が差された各所の花は仄かに輝き星を思わせ、中央には菫の花。ワーズワースの一篇にある通り、少女は菫であり、菫は星。繊細な筆触が彼女と草花を呼応させ、自然と一体になっています。少女の夢のようなこの庭は、鳥たちと一緒に作った心地よい巣に似た別天地。

何かの実を咥え少女の頭にとまる一羽はヒヨドリでしょうか。日本で最も多く種を運ぶ鳥だという、食いしん坊ゆえに働き者の庭師。鳥たちの糞からは、遠い野山のお土産が芽を出します。絵の外にも種を運んだのか、白いマットにも花が咲いています。


★作品情報
透明水彩・膠・水彩紙  
作品サイズ|35cm×19cm
額込みサイズ|44.3cm×36.8cm
制作年|2026年(新作)

★6枚目画像は本展全出品作。お届けする作品は《庭師たち》のみとなります。

★プロフィール
横井まい子|画家
少年や少女の姿を通して自然や物語を絵に表したいと思い描いています。
個展 2018年マリアの心臓(銀座)、アサヒギャラリー(甲府)他、グループ展などで作品の発表をしています。

*画像の色味はできる限り現物に近づけておりますが、ご覧頂く環境により見えは変化します。ご了承願います。

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