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中村菜都子|オリーブ山の説教 Olivet Discourse

¥48,000 税込

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霧とリボン企画展《植物と香りのネセセールvol.3〜私の植物相》出品作品。
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リグリア州は、良質なオリーブの産地として広く知られている。陽光を受けて銀色にかがやくオリーブの葉の美しさから、この地方は「銀の谷」とも呼ばれている。その実り豊かなオリーブは、聖書にもたびたび登場し、イタリアの人々にとって特別な象徴であり続けてきた。

イタリアの豊かなオリーブにまつわる、聖書の中の物語をボッティチェッリが描いた「オリーブ山の説教」をゴム版画で模刻。

……中村菜都子

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文|森 大那

私たちが見るこの世界の景色の中には、線は存在しない。
物の輪郭と凹凸の立体感があるばかりで、平面を横切るあの線という、抽象的で澄ました顔をした、涼やかに細い痕跡はどこにも探し得ない。

しかし、人が線を生み出すとき、描く手は指先に圧力をかけ、媒体からの弾力を感じ取る。
そして、絵を作り出す者が線を重ねることによって抽象性と具体性のあいだを行き来するように、絵を見る者も、平面上の線の様子を読み取りながら、この世界と作品世界を行き来する。
その旅の中では、版画の線のように、作り手が感じた弾力がそのまま鑑賞者にも伝わってくる線と出会うことがある。

中村菜都子はゴム版画によって、聖書において特に印象深く植物が登場する場面を描き出す。
オリーブは昔も今も、地中海世界において人々の生活を支える作物だ。
エルサレム入城ののちイエスはオリーブ山で「世の終わり」についての説教を行う。それがどんな意味での終末なのか、イエスは明言しないため、現在も解釈は一定しない。

オリーブ畑であり、オリーブ油の絞り場でもあった場所で天地崩壊の壮大な幻視を語るのは、そのイメージが弟子たちの日常感覚から乖離した印象となるのを避けるためだったのかもしれない。

中村の作り出す線は、貝と糸と金属箔の輝きを引き連れてインクの上に浮かび上がり、古代から生き続ける葉が揺れる、地中海の風景へと私たちを手招きする。


★作品情報
ゴム版画・紙・インク・洋箔・アルミ箔・貝・糸
作品サイズ|28.7cm × 21cm
額込みサイズ|30.3cm × 24.2cm
制作年|2025年(新作)

★5枚目画像は本展出品の全額装作品。お届けする作品は《オリーブ山の説教 Olivet Discourse》のみとなります。

★プロフィール
中村菜都子|美術作家・版画家
祖母の故郷、長崎を訪れたことをきっかけに、長崎の潜伏クリスチャンの歴史や文化に興味を持つようになる。彼らの数奇な運命を辿りながら、自身のルーツを探る旅をしている。

*画像の色味はできる限り現物に近づけておりますが、ご覧頂く環境により見えは変化します。ご了承願います。

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